ISTUからClassroomへの移行ガイド
ISTU(東北大学インターネットスクール)はアクセス集中によって使いづらい状況になる恐れがあるため、同様な機能を提供しているGoogle Classroomに移行いただくようお願いしています。このページでは、移行にあたっての注意点等をまとめました。
■ 科目についての情報の申告
全学教育科目について、学生がClassroomを使った授業の履修に必要となる情報(クラスコード等)をご申告いただくフォームを用意しました。フォームに記載いただいた内容は、本ウェブサイトの学生向け情報、および学務情報システムのシラバスに反映し、学生に周知いたします(その際、若干の作業時間をいただきます)。
■Google Classroomへの移行が可能なケース
ISTUで以下のような機能のみをお使いの方は、比較的容易にClassroomに移行いただけるはずです:
受講者(全員、または個別)に「お知らせ」を通知したり、メールを送る
PDF等の資料を学生にダウンロードさせる
動画ファイルを登録して、受講生に視聴させる
簡単なクイズを出して、その回答を収取する
課題(レポート)を出して、ファイルとして提出させる(添削してそれを返却する)
これらの場合、ISTU上の資料や登録内容がすでにある場合は、それらをClassroom上に再登録する手間が生じますが、より機能がシンプルなClassroomのほうが使い勝手のよい場面も多いはずです。
一方で、以下のような機能はClassroomには備わっていませんので、ISTUのこれらの機能を活用した授業活動を計画されている場合、Classroomへの移行は難しいかもしれません:
細かな設問・解答を設定した「確認テスト」
受講生の動画の視聴や資料のダウンロードの状況の把握
「クリッカー」機能
「学習グループ」の設定
授業収録配信システム(川内の講義棟内の教室カメラでの自動収録)で収録された動画は、自動的にISTUに登録されます。Classroomの教材としてそれを登録したい場合は、ISTUでまず動画ファイルをダウンロードし、それをClassroomに再登録する必要があります。
■Google Classroomへの履修者の登録
クラスルームにアクセスすると(https://classroom.google.com/)すでに担当の授業が作成されているはずです(重要な注意:個人のものではなく、東北大のGoogleアカウント 名前.記号@tohoku.ac.jp でログインしてください)。
ただし、履修登録期間が終わるまでは、受講学生はまだ登録されていません。個別に学生を登録するにはクラスコードと呼ばれる(abc9efgのような)7桁の英数字を学生に通知して、入力させます。クラスコードは科目の「表題」のところに表示されています。
履修登録期間が終わる頃には、管理者が一括で学務情報システムの履修者情報をClassroomに反映する予定です(履修登録期間は5月14日(木)までに延長されました)。
■Google Classroomの使い方
Classroomの使い方については、下記の手順書や資料を参照ください
教員向けマニュアル(PDF)
学生向けマニュアル(PDF)
教員が学生の画面の様子などを体験・確認するためのダミーの授業を用意しています。東北大学のGoogleアカウントでログインし、https://classroom.google.com/ にアクセスし、画面右上の+マークをクリックして「クラスに参加」を選び、 クラスコード:rtbz5ok を入力すると授業に参加できます。
英語のコンテンツが多いですが、YouTubeで "Google Classroom" を検索すると、分かりやすいガイドが沢山ヒットします。ぜひご確認ください。
■移行の手順
移行にあたり、まず、上の「Google Classroomの使い方」の資料などを参照し、操作方法のイメージをつかんでおいてください。その上で、以下の作業を繰り返します:
ISTUで「授業枠」を設定していた方は、Classroomのほうでも「授業」の中に複数の「トピック」を設定しておきます。
ISTU内の教材ファイルをご自分のパソコンに一旦ダウンロードします。
Classroomの「授業」で +作成 をクリックし、対応するトピックに教材(「課題」や「資料」等)を追加し、教材ファイルを適宜アップロードします。
■Classroomを活用する上での勘所
科目名の前の [記号]の部分は、学務情報システムの科目コードに対応しています。
教材データは、ご自分のアカウントのGoogle Drive内のClassroomという名前のフォルダに格納されます。
東北大のGoogleアカウント(名前.記号@dc.tohoku.ac.jp)を持った学生のみが授業に参加できます。
教員を複数割当たり、学生を教員役にすることもできます。教員が他の授業の学生になることもできます。「メンバー」の画面で設定します。
学生の管理は氏名で行うのが基本となっており、Classroom内で学籍番号を表示することはできません。学籍番号と氏名、メールアドレスの一覧が、Webアプリケーション (報推進課共通基盤係提供)から取得可能です。
レポート文書等は、ファイルで授受するよりも、Google のドキュメント等を使ったほうが、添削なども簡単にできて、便利です。
■科目情報や履修情報のClassroomへの反映について
授業科目や各科目の学生の履修登録情報は学務情報システムで管理されています。
学務情報システムに登録されている授業科目に基づいて、大学側(情報システム担当者)が、担当教員のClassroomにクラスを一括生成しています。そのようにして生成された授業科目は『 [CB12345] 何々概論』のように、講義コードと講義名の組み合わせになっています。
一括生成されたクラスを完全に削除すると、次回の「同期作業」の際に、再び、クラスが生成されます。完全には消さず「アーカイブ」の状態にしておけば、二重作成はされません。
一括生成の作業の時点で授業担当者が具体的に決まっていない(学務情報システムに担当者が登録されていない)科目については、Classroom上にクラスは生成されません。
学生は、クラスコードを使って、Classroom上のクラスに自らを登録することができます。また、教員がDCメールアドレスを使って学生を「招待」することもできます。
履修登録期間に学務情報システムに登録された履修者を、一括生成したクラスに登録する作業を大学側で行っています。その作業は、履修登録期間の終了時まで、数回程度に分けて、行う予定です。
学務情報システムで履修登録していない者でも、クラスコードを使って登録した学生は、Classroom上ではそのまま受講者として残ります。